鯖江鳥羽土地改良区
沿革
本地区の土地基盤整備は大正8年頃になされました。そして、昭和29年に設立された「神明東鳥羽土地改良区」が、昭和53年に今後の新たな土地改良事業を施工申請するにあたり、現状に最も合う「鯖江鳥羽土地改良区」に名称を変更し、土地改良区定款等を整備しました。その後、昭和58年度より8年間を要して県営緑農住区開発関連土地基盤整備事業を完了しました。区画整理、暗渠排水事業、緑地整備の工事を施工し、農業と都市の調和を図っています。近年は土地改良施設改善事業に加入し、排水路の整備補修事業等を施工しています。
立地条件
本地区は鯖江市の北東部に位置し、福井市との境に接している地域です。また、一級河川浅水川やJR北陸線、福井鉄道等が耕地を遮断するような形で通過し、国道8号線福井バイパスが地区中央を南北に遮断通過し、耕地を分断しています。緑住区は、地区の西部福井鉄道の西側及び国道8号線の東部、市道鳥羽徳尾線南部50mとそれぞれ道路に囲まれた地帯で、将来優良な宅地となる要素を持っています。
営農状況等
営農状況は稲作が中心。県営緑農住区土地基盤整備事業によって、緑農区は暗渠排水事業を施した30a区画に整備し、大型機械による近代化営農を達成しました。現在は、認定農業者による生鮮野菜等施設園芸も活性化しており、市場でのシェア拡大を目指しています。