鯖江片上土地改良区
沿革
昭和45年から昭和48年の構造改善事業により30a規模の区画整理・圃場整備事業が行われ、この圃場整備事業を契機に土地改良区が設立認可されました。しかし、湿田軟弱土壌のため、近年の農業政策及び営農経費の節減には困難を極めてきました。
平成4年度から平成12年度にかけて21世紀に向けた大型圃場と農地の汎用化をはかるため、第2次圃場整備事業を行い、総合的な農地の基盤整備を行いました。
立地条件
鯖江市の東部に位置し、周囲を山林に囲まれた農村地帯です。大正寺町、南井町、四方谷町、大野町、別司町の5町内を区域としています。
地区内の用水は鞍谷川より取水し、周辺山地の渓流水や地下水を反復施設からため池2ヶ所に送り、末端パイプライン化することにより有効利用をしています。また、平成18年度の日野川用水土地改良区の供用開始により、日野川用水の水もパイプラインで直接ため池に送り有効利用するとともに、水源の確保に努めています。
営農状況等
県営圃場整備事業一般型(大区画・低コスト)の施行により、中核農家を中心とした生産組織による営農体系を確立。大規模経営を目指し、農作物の周年栽培により所得の増大・生産コストの低減を図っています。